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御殿びな、大正の面影 塩釜中心部34会場でイベント始まる

初めて飾られた大正期の御殿びな
御殿びなの飾り付け作業を行った桜井さん(左)=21日

 ひな人形を見ながら宮城県塩釜の街歩きを楽しんでもらう「塩釜deひなめぐり2020」(実行委員会主催)が、市中心部で開かれている。
 市内34の店舗や観光施設が参加。年代物の商家のひな人形やつるしびななど、会場ごとに多様なひな飾りを鑑賞できる。
 太田與八郎商店は、大正期の御殿びなを初めて展示している。内裏びなと三人官女が最上段の御殿に収まるひな壇飾りで、塩釜市に以前住んでいた仙台市太白区の桜井喜久子さん(96)から譲り受けた。
 桜井さんが東京で生まれた際、父親が購入。大切にしてきたが、最近は体力が落ちて飾り付けができない状態が続いていた。昨年にひなめぐりを知り、譲渡を申し出た。
 桜井さんは「生まれた時から見ていたおひなさま。職人の技と心が細部にまでこもっている」と愛着を語り、「多くの方に見てほしい」と呼び掛ける。ひなめぐり開幕を翌日に控えた21日、家族や店関係者らと久しぶりに飾り付けた。
 初日の22日、御殿びなを見た人は「すごく立派」「並ぶ道具も素晴らしい」と感動した様子。実行委員長で同店店主の太田真さんは「桜井さんの思いを大切に引き継ぎたい」と話す。
 ひなめぐりは3月3日まで。参加各店は期間限定の商品やサービスも用意している。連絡先は、太田與八郎商店090(4550)9454、熊久商店022(362)0441。


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2020年02月24日月曜日


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