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「原発直ちに廃絶」訴え 南相馬の医師、仙台で講演

避難体験を基に原発の問題点を指摘する渡辺さん

 東京電力福島第1原発事故の被害で休診を余儀なくされた小高赤坂病院(南相馬市小高区)の渡辺瑞也院長(77)が24日、仙台市青葉区の市市民活動サポートセンターで講演し「被害当事者として、原発再稼働には絶対反対する。直ちに廃絶すべきだ」と訴えた。
 渡辺さんは原発事故後、入院患者104人や職員らと過酷な避難を強いられた経緯を説明した。「行政からの情報提供や指示は一切なかった。避難先は寒い体育館で、命の危険性もある環境だった」と振り返った。
 東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の再稼働に反対する立場も強調。「国も原発を『絶対安全』とは言わなくなった。住民の避難計画の策定が稼働の前提となるような産業は、本来認めてはいけない」と主張した。
 講演は市民団体「すべての原発いますぐなくそう!全国会議みやぎ」(仙台市)の主催。約100人が参加した。


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2020年02月25日火曜日


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