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多賀城市幹部と社長を起訴 水道事業巡る官製談合 仙台地検

 宮城県多賀城市水道事業発注の入札を巡り、市幹部が業者に予定価格を漏らしたとされる事件で、仙台地検は25日、官製談合防止法違反などの罪で市水道事業管理者佐藤敏夫容疑者(69)=多賀城市市川=を、公競売入札妨害罪で長尾設備(多賀城市)社長長尾賢一容疑者(70)=宮城県七ケ浜町遠山3丁目=をそれぞれ起訴した。
 起訴状などによると、佐藤被告は、同市水道事業が昨年10月1日に実施した同市笠神2丁目の道路整備事業に伴う配水管移設工事の制限付き一般競争入札に際し、同年9月27日に市内で、職務上把握していた予定価格(3850万円)を長尾被告に漏らし、公正な入札を妨害したとされる。
 長尾被告は、入手した情報を基に同入札で、予定価格に近い3836万円で落札し、入札の公正を害したとされる。
 地検は2人の認否を明らかにしていない。起訴を受け、多賀城市の菊地健次郎市長は「起訴された事実を厳粛に受け止め、市民の信頼回復に全力で努める」などとする談話を出した。
 事件に関連し、東北地方整備局は25日、長尾設備を5月24日まで3カ月間の指名停止とした。


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2020年02月26日水曜日


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