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宮城県美術館、移転で「60億円圧縮」 村井知事強調

 仙台市青葉区の宮城県美術館と東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区に移転、集約する構想を巡り、村井嘉浩知事は27日の県議会2月定例会一般質問で、美術館を移転すれば現地で改修した場合に比べて県負担が約60億円抑えられるとの見方を示した。
 移転案のコストについて問われた村井知事は、公共施設の適正管理に関する国の支援制度を説明。現地改修に比べ、移転、集約は国の補助を有利に受けられると強調した。
 県によると、建設費を県民会館約200億円、美術館約100億円と想定。両施設を複合化する場合、延べ床面積を現行の両施設の合計よりも小さくすれば事業費総額のうち112億円が交付税措置されると見込んだ。現地改修は事業費260億円のうち補助は11億円にとどまり、県支出は約249億円と見積もった。
 村井知事は「あくまで試算だが県民負担は軽くなり、成果は出るはずだ。引き続き検討させてほしい」と理解を求めた。
 建設から約40年の現美術館の移転、新築に批判的な議員は、高品質な鉄筋コンクリート造は100年もつと指摘。「将来世代に大きな負担を残しかねない」と再考を求めた。


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2020年02月28日金曜日


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