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石巻の水産加工・マルセ秋山商店、自己破産申請へ

 水産加工業のマルセ秋山商店(宮城県石巻市)は26日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。同社は東日本大震災で被災した本社工場をグループ化補助金で再建していた。帝国データバンク仙台支店によると負債額は2019年6月末時点で約2億6700万円。
 仙台支店によると、同社は1952年創業。東京の中央卸売市場などを得意先としてホタテやカキ、ホヤの仕入れ販売や一次加工を手掛け、06年6月期の売上高は約6億9000万円に上った。
 震災で津波被害に遭い、約半年間休業。工場再建後、宮城産業復興機構(仙台市)の二重ローン買い取り支援も得て事業を再開したものの、東京電力福島第1原発事故の影響で韓国向けの需要が低迷し、売り上げが減少した。
 製品加工へと業務転換も図ったが、19年6月期の売上高は約1億2000万円に落ち込んだ。
 19年9月には兵庫県の大型放射光施設を試験利用する仙台市の事業に採択され、冷凍技術の向上を目指したものの業績改善の見通しが立たなくなった。


2020年02月28日金曜日


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