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岩手県議会、喫煙室存続を決定 愛煙家議員共闘「分煙は十分」

存続が決まった岩手県議会の喫煙室

 岩手県議会は27日、議会運営委員会で議会棟の喫煙室存続を決めた。受動喫煙対策を強化する改正健康増進法の施行を踏まえて廃止を求める声もあったが、最後は与野党の愛煙家議員が共闘。「分煙は十分できている」との意見が多数を占めた。

 議運では各会派が見解を表明。国民民主党系の第1会派「希望いわて」が「受動喫煙の防止対策が取られている」と現状維持を提案し、第2会派の自民党も同調した。無所属系の「いわて県民クラブ」は廃止を主張した。
 郷右近浩議運委員長が「意見が一致しないため、議論はいったん終了する」と引き取り、喫煙室の当面存続が決まった。
 議論の成り行きを見守っていた肺がんを患う木村幸弘議員(社民)は「かつては愛煙家だった」と断りつつ「再考を願いたい。公共空間の禁煙について県議会は範を示すべきだ」と述べた。
 喫煙室存廃を巡っては、県たばこ耕作組合が存続を要望。議運の決定に滝沢正一組合長は「歓迎したい。マナーを守りながら喫煙できれば良いのではないか」と話した。
 県議会の喫煙室は、日本たばこ産業が2014年11月に寄付した排煙ダクトを設置。室外への煙の流出は県が定期的に計測しており、健康増進法の基準はクリアしているという。
 東北の県議会では、青森、秋田が屋内外とも完全禁煙、山形、福島は屋外に喫煙所がある。宮城は議会棟4階に喫煙室があり、開会中の2月定例会で存廃を協議している。


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2020年02月28日金曜日


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