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震災遺構旧女川交番が完工 横倒しの姿、教訓伝える

完工式で遺構のパネルを除幕する関係者ら=29日午前11時ごろ、宮城県女川町

 東日本大震災の遺構として宮城県女川町が保存する「旧女川交番」の完工式が29日、現地で開かれた。約9年前の姿のまま残された建物は震災の記憶と教訓、復興の歩みを後世へ伝える。
 旧女川交番は鉄筋コンクリート2階で、津波で基礎部分のくいが引き抜かれ横倒しになったとみられる。鉄筋コンクリート造の建物が津波で倒壊した世界的にも珍しい事例とされる。
 遺構を囲う壁には震災前の町の様子や被災状況、まちづくりの過程などを記したパネルを展示した。整備費は遺構周辺の広場を含め約4億1500万円。
 式典には約100人が出席。須田善明町長は「震災の悲しみや教訓と共に、立ち上がった人々の強さを伝えたい」と話した。


2020年03月01日日曜日


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