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「患者家族以外への感染恐れ低い」「冷静に手洗いなどの予防策を」専門家指摘

東北医科薬科大・賀来満夫特任教授
東北大大学院医学系研究科・押谷仁教授
国立病院機構仙台医療センター・西村秀一ウイルスセンター長

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた仙台市在住の男性の新型コロナウイルス感染が29日、確認された。専門家らは「家族以外への感染は可能性が低い」として、冷静な対応を呼び掛ける。
 東北医科薬科大の賀来満夫特任教授(感染制御学)は「潜伏期間の想定内での発症で、クルーズ船以外に感染の機会はないのではないか」と分析。男性が移動中もマスクをしていたことから「家族以外に広がっている恐れは低いだろう」とみる。
 「経路が追えない感染ではない。冷静に対応してほしい」と述べ、「人混みは避け、手洗いやマスク着用、せきエチケット、ドアノブなどの消毒、換気を徹底してほしい」と求めた。
 東北大大学院医学系研究科の押谷仁教授(ウイルス学)は「感染者はどこにいてもおかしくない状態」としつつも、今回のケースは「濃厚接触した家族以外への感染は考えにくい」と強調。「次々と重症者が出ている北海道とは状況が異なる。一般市民が過度に恐れる必要はない」と話す。
 国立病院機構仙台医療センターの西村秀一ウイルスセンター長は「男性の家族以外への感染は可能性が低く、いわゆる市中感染とは別だろう。冷静に手洗いなどの予防策を続けるべきだ」と指摘する。


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2020年03月01日日曜日


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