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惜別の思い変わらず 宮城県内の高校で卒業式、後輩の姿なく

多くの生徒がマスクを着用して臨んだ大河原商高の卒業式

 宮城県内の多くの高校で1日、卒業式が行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、在校生らのいない式を余儀なくされ、卒業生は別れを惜しみながら学びやを巣立った。
 宮城県大河原町の大河原商高では卒業生187人が出席。1、2年生の参列は見送った。会場の体育館入り口にはアルコール消毒液を置き、保護者にはマスク着用を要望した。
 式は約1時間で終了。答辞を読んだ情報システム科の山口夏歩さん(18)は「後輩たちとのお別れができず寂しいけど、無事に式を迎えられて良かった」と笑顔を見せた。佐々浩二校長は「中止も考えられた中、何とか送り出せてほっとしている」と語った。
 仙台市若林区の聖和学園高薬師堂キャンパスでは402人が卒業を迎えた。在校生と保護者、来賓の出席を見合わせ、式は校内放送で実施。卒業生は教室で、庄子英利校長の式辞や卒業生代表の答辞を聞いた。
 式後、庄子校長が各教室を回り、クラス代表に卒業証書を手渡した。総合進学コース3年1組を代表した宮崎陸渡(りくと)さん(18)は「全体で式ができなかったのは悲しいが、1年間みんなと過ごした教室で式をやるのも良かった」と話した。
 宮城県教委によると、県立高69校のうち61校が在校生の出席を見送ったり、時間を短縮するなど卒業式の規模を縮小した。


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2020年03月02日月曜日


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