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感染拡大でイベント中止 業界悲鳴「一番の稼ぎ時なのに」

作業場には、中止になったイベントのための部材が置かれたままになっている=宮城県内

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大を受け、政府が先月26日にイベントなどの自粛を要請してから1週間。数多くの催しが中止や延期となり、仙台市では関連業界に影響が広がっている。

 「人数にかかわらず、告知して人を集める状況にない」。イベントの企画や運営を手掛けるロジー(青葉区)の佐藤公一専務は言う。4月分も含めてキャンセルは10〜20件に上る。
 チラシ作製や台本制作の中断、キャンセル料発生の時期の問い合わせも増えている。「今月中旬以降はまだ開催の可能性はあるが、8割方は危ないかもしれない」
 市内17施設で計150の貸会議室を展開するTKP(東京)は、100人以上の会議や会社説明会などのキャンセルが相次ぐ。担当者は「少しでも安心して利用してもらえるよう環境を整えたい」と話す。
 影響は飲食関連にも及ぶ。青葉区のフレンチレストラン「ラ・ペ」では新型肺炎のあおりを受け、ケータリング部門とレストランの貸し切りで計約700人分がキャンセルとなった。
 既に3月の予約は全てなくなった。運営会社の泉田智行社長は「2月下旬から新たな予約も入らない。3月は一番の稼ぎ時なのに」と頭を抱える。
 駅弁や仕出し弁当を手掛けるウェルネス伯養軒(青葉区)でも、500人規模の学会の予約が消えた。仙台支店の鈴木栄光マネジャー(51)は「社内の会議用の注文はあるが、4、5月の予約もどうなるか」と不安を口にした。


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2020年03月04日水曜日


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