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台風被災の大郷町、復興ビジョン策定へ

 台風19号で被災した大郷町の田中学町長は4日開会した町議会3月定例会で、町復興再生ビジョンを策定する考えを示した。6月をめどにまとめ、各種復興施策を計画的に進める。2020年度施政方針で述べた。
 田中町長は、甚大な被害を受けた吉田川沿いの中粕川地区に言及。国の堤防強靱(きょうじん)化計画を踏まえ、現地再建や町内への移転を望む被災住民を支援する姿勢を示した。被災家屋の公費解体を20年度に実施することも表明した。
 被災した町道や河川などの公共施設、農地、農業用施設については、国の災害復旧事業の査定が終了したとして今後復旧工事に着手。深刻な被害に見舞われた大規模園芸施設を支援する考えも明らかにした。
 町によると、これまで計上した災害関連経費は51億円を超え、19年度一般会計当初予算額(約46億円)を上回った。田中町長は「厳しい財政運営になっている。国や県に支援を求めたい」と述べた。
 一般質問もあり、被災住民の移転再建用地として町が中心部の民有地(15区画程度)に決めた経緯などを巡り議論。田中町長は「行政では高くなる。土地の購入と造成を民間事業者が行い、町は上下水道などのインフラ整備に当たりたい」と答えた。
 議員からは、被災者の要望を基に、土地などの価格を極力安くするよう求める声が出た。


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2020年03月05日木曜日


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