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災害に備えゼリー開発 杜の都信金 携帯マニュアルも作成

完成したゼリーとマニュアルを見せる佐藤さん(左)と石川さん=仙台市青葉区の杜の都信金本店

 杜の都信用金庫(仙台市)は4日、若手・中堅職員による防災プロジェクトチームが開発した備蓄食ゼリーと、災害対応をまとめた職員向け携帯マニュアルを発表した。全ての営業店と職員で成果を共有し、防災意識の向上につなげる。
 本年度発足したチームは入庫2〜19年目の職員7人で構成し、防災食開発のワンテーブル(多賀城市)と信金中央金庫東北支店が協力。ゼリー班とBCP(事業継続計画)班で半年間、開発や製作を進めた。
 ゼリーは富谷市産ブルーベリーを使用した6種類のデザイン。1袋100グラムで5年間保存できる。六郷支店の石川貴彬さん(26)は「気持ちのこもった製品ができた」と話した。
 全職員に配布する災害危機対応マニュアルは8ページで折り畳むと名刺サイズ。「顧客・役職員の生命最優先」など心構えを記し、金庫室に格納するものや避難場所の記入欄がある。南光台支店の佐藤稜真さん(24)は「自分や大切な人を守れるよう、備えを当たり前にしたい」と力を込めた。
 ゼリーは計2万5000個を全営業店で3年間備蓄し、その後は販促などに活用する予定。東日本大震災から9年となる11日には来店客に提供する。チームリーダーの千葉勝美常勤理事塩釜営業部長は「被災地の金融機関として地域防災のモデルケースを目指した」と語った。


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2020年03月05日木曜日


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