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大熊・大野駅前の避難解除 常磐線全線再開へ環境整う

 東京電力福島第1原発事故に伴う福島県大熊町の帰還困難区域の一部で5日午前0時、避難指示が解除された。14日のJR常磐線全線運転再開に向け、駅利用の環境が整った。町内では昨年4月の大川原、中屋敷両地区に続く解除となる。
 帰還困難区域内の特定復興再生拠点(復興拠点)の一部の立ち入り規制も同時に緩和された。町は上下水道、電力などの復旧を急ぎ、2022年の復興拠点全体の避難解除を目指す。
 避難解除の対象はJR大野駅東西口広場、県立大野病院敷地の計4.2ヘクタールのほか、大野駅と町役場新庁舎がある大川原地区を結ぶ県道、町道計2.3キロ。駅舎や線路を含めると計約28ヘクタールが解除された。
 解除に伴い有人ゲートの位置が変わり、大野病院南など4カ所を撤去、旧役場前など4カ所に新設された。解除された道路の沿線には新たにバリケードが設けられ、建物や敷地に入れないようにした。
 立ち入り規制は大川原地区に隣接する下野上、野上両地区の一部約290ヘクタールで緩和された。復興拠点全体(約860ヘクタール)の3分の1に当たる。宿泊はできないが、許可証なしで立ち入りできる。


2020年03月05日木曜日


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