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仙台の公共施設、休館や一部利用休止 訪れた市民がっかり

閲覧席の利用が休止となり、椅子が撤去された市民図書館。本を選ぶ人の姿もまばら=仙台市青葉区のせんだいメディアテーク

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、仙台市は5日、公共施設の休館やオープンスペース(無料区画)の利用休止に踏み切った。市内の図書館や老人福祉施設などは閑散とし、受験生やお年寄りが利用できず立ち尽くす姿もあった。緊急措置は31日まで続く。

 8カ所ある老人福祉センターは全面休館となった。台原老人福祉センター(青葉区)は無料の大浴場の利用やカラオケ、尺八、水彩画の教室の受講などで月6000人程度が訪れる。
 5日は入り口の張り紙で臨時休館を知り、がっかりする高齢者もいたという。佐藤幸子館長は「再開後にまた利用してほしい」と申し訳なさそうに語った。
 せんだいメディアテーク(青葉区)内の市民図書館は、3日に自由閲覧席や読書スペースを利用休止とし、椅子を撤去した。毎年3月は学生が一日中勉強する姿が多く見られるが、5日は利用休止になったことを知り、戸惑う学生もいた。
 普段は1日1200人ほどいる来館者も半分以下に激減。図書の貸し出しは通常通り行っているものの本を選ぶ人はまばらで、予約した図書を受け取ると、すぐに帰る人が目立った。
 市八木山動物公園(太白区)は2月29日から動物への餌やりなど一部イベントを取りやめ、4日以降はウサギなどと触れ合える「ふれあい館」などの一部屋内施設を休館している。5日に訪れた小学2年の女子児童(8)は「ウサギをなでたかった」と残念がった。
 2月の来園者数は前年同月と比べ約1割減。遠藤勝広管理係長は「3月は屋内施設を一部休館した影響もあり、さらに減ってしまうだろう」と肩を落とした。


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2020年03月06日金曜日


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