広域のニュース

首相「遺族らにおわび」 政府追悼式中止を決定

 政府は6日の閣議で、東日本大震災から9年となる11日に予定していた追悼式を中止すると決めた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ観点から判断した。安倍晋三首相は「あらゆる手を尽くすべき時期であることから、誠に遺憾だが開催断念のやむなきに至った。ご遺族をはじめ関係者の皆さまにおわび申し上げる」との談話を発表。11日は首相官邸で黙とうし、追悼の言葉を述べる方針を明らかにした。
 菅義偉官房長官は6日の記者会見で中止の判断に関し「規模の縮小など感染拡大の防止策を講じた上で実施できる方策はないか、ぎりぎりまで模索したが、現下の状況を踏まえた」と説明。「震災は未曽有の大災害で、国として犠牲者への追悼と被災者の方々に寄り添う気持ちは将来にわたって持ち続ける」と述べた。
 田中和徳復興相は閣議後の記者会見で「追悼の気持ちを込め、きちんとした式典をやりたかったが残念だ」と話した。被災自治体が実施する追悼式については、自治体の判断に委ねる考えを示した。
 政府は1月21日の閣議で追悼式を国立劇場で開くと決定。秋篠宮ご夫妻や首相、遺族代表らが出席予定だった。例年は閣僚や国会議員ら約1000人が参列。式終了後には一般からの献花を受け付けていた。追悼式の中止に伴い、献花も取りやめる。


2020年03月07日土曜日


先頭に戻る