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慰霊碑「家族が一緒に」 釜石・芳名板の並び順を変更

隣り合わせになった家族の芳名板を指す木村さん

 岩手県釜石市が設置した東日本大震災慰霊碑の芳名板の並び順が五十音順から家族単位に変更された。改装が終わった7日、家族の配置を確認し、手を合わせる遺族らの姿があった。
 市の追悼施設「釜石祈りのパーク」にある慰霊碑は昨年3月に完成した。市内の震災犠牲者1064人のうち遺族が拒まなかった1001人の名前を掲げる。
 「家族の名前をばらばらに並べるのではなく、隣り合わせてほしい」との意見が遺族の一部からあり、市は昨年11月、配置変更の方針を打ち出していた。同姓同名の芳名板は希望に応じて地域名などを記載することとした。
 この日、慰霊碑を訪れた木村正明さん(64)は母光子さんと妻タカ子さんを失った。「母と妻が離れているのは違和感があった。母と同姓同名の人がいて『うちの母さんはどっちだ』と戸惑っていた」と話す。
 改装された芳名板を見て、「家族が一緒になった感じがする。母も地域が併記されて良かった」と語った。


2020年03月08日日曜日


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