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仙台・蒲生「なかの伝承の丘」に献花台 新型コロナ対策し設置

献花し祈りをささげる元住民

 東日本大震災で甚大な津波被害を受けた仙台市宮城野区蒲生地区の旧中野小跡地にある「なかの伝承の丘」に8日、献花台が設けられた。遺族やかつての住民が訪れ、花をささげた。
 蒲生地区の旧4町内会でつくる「なかの伝承の丘保存会」が、3月11日近くに毎年設置する。雨の中約200人が訪れ、モニュメントの前の献花台に花を置き、静かに手を合わせた。
 157人が犠牲になった蒲生地区は災害危険区域に指定され、住民の住まいは離れ離れになった。久しぶりに顔を合わせた元住民は「元気だったか」と声を掛け合った。
 新型コロナウイルスの感染拡大で一時、献花台設置の見合わせも検討したが、アルコール消毒液を用意し恒例の芋煮汁の振る舞いをやめるなど、対策をした上での実施を決めた。保存会会長の大和田哲男さん(75)は「年に1度でも懐かしい顔を見ると、気持ちが落ち着く。今後も続けていきたい」と話した。


2020年03月09日月曜日


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