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福島県知事「聖火リレー準備進める」 県内初の新型コロナ感染者確認で記者会見

福島県初の新型コロナウイルス感染確認を発表する内堀知事=7日午後9時すぎ、県庁

 福島県内で7日、新型コロナウイルスの感染者が初めて確認され、県は今月末の東京五輪聖火リレーで難しい対応を迫られることになった。全国を巡る聖火リレーは県内が全体のスタート地。出発式を大々的に行うことは難しく、沿道の応援も含め規模縮小の可能性がある。
 7日夜に開いた緊急記者会見で聖火リレー対応を聞かれた内堀雅雄知事は、用意した文書を読み上げながら「国や(東京五輪・パラリンピック)組織委員会と緊密に連携し、感染症対策に取り組みながら準備を進める」と語った。
 聖火リレーは26日にサッカー施設Jヴィレッジ(同県楢葉町、広野町)をスタートし、28日まで県内26市町村を回る。リレーに先立ち大規模なイベントを24日に福島市、25日にはいわき市で予定している。
 組織委は感染拡大を踏まえ「適切かつ必要な対応をしながら実施する」との基本方針を既に公表。イベント縮小や沿道応援自粛といった措置を取る場合は1週間前までに公表する。
 今回の感染者は集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の下船者で、感染経路が不明な市中感染ではない。
 聖火リレーのルートでもあるいわき市の清水敏男市長は「感染経路がしっかり確認され、他への感染リスクは限りなく小さい。聖火リレーは組織委の考え方に従い、粛々と行いたい」と述べ、市民らに冷静な対応を求めた。
 県によると、感染が確認されたのはいわき市の70代男性。妻が2月11日にクルーズ船内で陽性と診断され、県外の病院に入院したが、男性は13日にいったん陰性と判定されたため27日に高速バスで帰宅した。その後、喉の違和感を訴えて帰国者・接触者外来を受診していた。
 男性は妻以外に同居家族はおらず、帰宅後にスーパーを2度訪れた際にはマスクを着けていたという。


2020年03月09日月曜日


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