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白河の復興や防災 取り組みを冊子に 地元高校生作製、「人ごとではない」訴え

完成した冊子を手にする高校生たち

 東日本大震災から11日で9年になるのに合わせ、白河市内の高校生が地域の防災や復興へ向けた取り組みなどを伝える冊子を作った。同市がある福島県中通り地方は津波などの被害がなく、報道される機会も少なかったため、改めて現状を市内外に発信しようと企画した。
 市内の高校生が地域の情報を取材、発信する「裏庭編集部」が作製。2019〜20年の取材テーマに地域の防災を掲げ、編集部の有志7人が取材や執筆、編集に当たった。
 震度6強を観測した同市では、土砂災害などによって15人が死亡。このうち13人が亡くなった葉ノ木平地区に整備された防災公園の役割や東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業、除去土壌の仮置き場がどう管理されているかなどを紹介している。
 昨年10月の台風19号で阿武隈川の支流が氾濫し、土砂崩れが発生した旗宿地区も取材。避難所を利用するメリットなどもまとめた。
 白河旭高2年の斎須いぶきさん(17)「防災は人ごとではなく、自分のこととして捉えることが大切。自分なりに何ができるかを考えてほしい」と強調。
 同高2年の駒坂すみれさん(17)は「震災や防災のことは難しくて重いテーマだが、自分が経験したことをしっかりと伝えていきたい」と話した。
 B5判、18ページ。300部発行し、市内の高校や市役所、図書館などに配布する。


2020年03月10日火曜日


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