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宮城・名取市 震災犠牲者の名簿奉納 新型コロナで式典は中止、自由献花に

犠牲者名簿を奉納し、追悼する山田市長=11日午前9時ごろ、名取市文化会館

 東日本大震災の発生から9年の11日、甚大な津波被害を受けた宮城県名取市の追悼式が市文化会館であった。今年は新型コロナウイルスの影響で式典を取りやめ、参列者が自由に献花する方式に切り替えた。
 山田司郎市長が午前9時ごろ、震災犠牲者の名簿を祭壇に奉納し、献花した。山田市長は「犠牲者の無念さや遺族の悲しみを改めて思い、お悔やみを申し上げる」と述べた。
 参列者が次々と訪れ、花を手向けた。津波で同市閖上地区にあった自宅が流失し、夫を亡くした同市の無職菅井清子さん(78)は「この9年間はあっという間だった。今でも落ち込むことがある」と涙ぐんだ。
 津波で死亡・行方不明になった市民は923人。被害が大きかった閖上地区では昨年5月、「まちびらき」があり、復興まちづくりが進んでいる。市は今月末、ハード整備がおおむね完了したとして「復興達成宣言」を出す。


2020年03月11日水曜日


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