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田名部組と中亀建設が経営統合 グループ売上高120億円に

 総合建設業の田名部組(青森県八戸市)と建設業の中亀建設(盛岡市)は10日、経営統合を発表した。田名部組が26日に中亀建設の全株式を取得する予定で、グループ全体の売上高は約120億円になる見込み。両社によると、地方の建設業者が県境を越えて一緒になる例はあまりないという。
 1924年創業の田名部組は仙台市や東京都などにも拠点を置き、2019年6月期の売上高は60億円。17年に住宅設計・施工のジェイホーム(十和田市)を傘下に収めるなどし、グループ会社は計10社ある。
 田名部組は約20年前に岩手県洋野町に事業所を置いたが撤退。今回の経営統合で青森、宮城両県の間にあった空白域を埋める形となり、岩手県内での仕事も引き受けやすくなるという。
 中亀建設は1911年に創業し、2019年5月期の売上高は11億円。公共工事が強みで、8〜9割を占める。東日本大震災後の復興需要もあって経営は堅調だが需要の先細りや人口減などを見据え、さまざまな可能性を模索していた。
 経営統合後も両社の社名は存続させる。田名部組の田名部智之社長は「これから予想される荒波に向け、グループで事業を推進できる」と話し、中亀建設の中村康彦社長は「民間工事の開発能力などを補完してもらえる」と期待を寄せた。


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2020年03月11日水曜日


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