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復興願い空へ風船 仙台・荒浜でイベント

復興を願い、空へ風船を放つ市民ら=11日午後3時ごろ、仙台市若林区荒浜の深沼海岸

 仙台市若林区荒浜地区の深沼海岸では11日、大勢の市民が東日本大震災の犠牲者に祈りをささげた。
 190人の名が刻まれる慰霊碑の前で午後2時46分、荒浜自治会や七郷地区町内会連合会の会員たち約100人が黙とうした。荒浜自治会の早坂勝良さん(79)=若林区=は「何年たっても昨日のように亡くなった人の顔が目に浮かぶ。同じ思いの人たちが遠くから来てくれ、ありがたい」と話した。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、復興への祈りを込めた風船を飛ばすイベントは、震災遺構荒浜小から防潮堤に会場を移した。来場者は風船約600個を海に向かって放った。
 参加した若林区の会社員竹内七海さん(24)は、七郷中の卒業式の直後に震災に遭い、同級生を失った。「今は笑って過ごしているかな。またいつか会えると信じ、一日一日を大切に生きる」と誓った。


2020年03月12日木曜日


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