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147年お疲れさま 作並小の閉校式、感染防止へ異例の形式

マスク姿で閉校式に臨んだ児童たち

 新年度に統合される仙台市青葉区の作並小(児童19人)で14日、閉校式が行われた。新型コロナウイルス感染防止のため出席者を大幅に絞り込み、全員マスクを着用。録音しておいた児童の感謝の言葉を会場で流すなど異例の形式で、新川分校と共に147年の歴史に幕を下ろした。
 事前録音は、マスクで声が通らないことに配慮した。児童を代表して6年今泉蓮君(12)が四季折々の行事の思い出、地域住民や保護者への感謝を語り、「閉校式を皆さまと共に未来へ進む始まりと考え、前向きに進んでいきたい」と決意を述べた。
 古元良和校長は「新年度に通学と学習の環境は大きく変わるが、子どもたち一人一人が希望に向かって前進する年にしてほしいと願っている。学校を147年の長きにわたり支えてくれた地域、在校生、卒業生、保護者に心から感謝したい」とあいさつした。
 ゴリラ山の愛称で親しまれる鎌倉山(520メートル)や広瀬川など、周辺の豊かな自然を歌い上げる校歌も再生され、児童たちはマスクを着けたまま口ずさんだ。郡和子市長がメッセージを寄せ、校旗返還を受けた佐々木洋教育長が閉校を宣言した。
 作並小は1873年6月に開校。市教委によると、児童数はピーク時には300人を超えた。過疎化で近年は20人以下の状態が続き、新川分校は2012年度から休校していた。
 統合先は約6キロ離れた上愛子小で、児童はバスで通う。青葉区の大倉小(10人)も同校に統合される。


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2020年03月15日日曜日


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