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仙台市が緊急経済対策 信用保証料補給や就活支援

 仙台市は17日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急経済対策を発表した。中小企業向け融資の信用保証料の全額補給、ウェブを活用した就職活動支援などが主な柱。事業費は約3億8000万円で本年度の既決予算を流用する。今後、観光誘客促進、販路開拓支援など追加対策も実施する予定で、新年度補正予算案の編成も検討する。

◎事業費3.8億円、新年度追加も

 13日に設けた市の制度融資「危機関連保証融資」で、年0.8%の保証料を全額補給する。同融資は直近1カ月の売上高が前年同月比で15%以上減少し、その後2カ月間も同程度と見込まれる市内企業が対象。最大5000万円を年1.3%の利率、最長融資期間10年で貸し付ける。
 市は6日にも融資限度額8000万円の「セーフティネット保証4、5号」で同様の支援策を打ち出した。合わせて最大500万円まで保証料を負担する。
 過剰在庫の解消や特売を実施する企業の情報発信の支援にも乗りだす。市が活用するウェブ上の企業広報配信サービス「仙台NEWSCAST」、市経済局のフェイスブックページへの情報掲載を簡素な手続きで行えるようにする。
 就職活動中の大学、短大、専門学校などの学生や卒業後3年以内の若者を対象に、市中小企業活性化センターの会議室を開放する。合同企業説明会の中止などに伴い、ウェブ上で開かれる企業説明会、企業とのウェブ面接に参加する場合に利用できる。会場ではパソコンなどを無償貸与する。
 ウェブ面接や企業説明会を検討する企業には、市産業振興事業団の経営相談員が無料で相談に応じる。
 国、県、市が準備する資金繰りなど各種支援策を分かりやすく説明するため、業界団体や商店街、事業協同組合への「出前説明会」も始める。
 郡和子市長は定例記者会見で「リーマンショック、東日本大震災を超える規模で影響が出ている。地域経済の一刻も早い回復のため緊急対策を発表した」と語った。


2020年03月18日水曜日


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