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吉田川決壊箇所の本復旧 住宅地側に新堤防 宮城・大郷

 昨年10月の台風19号豪雨で決壊した宮城県大郷町の吉田川にある堤防の本復旧について、東北地方整備局は17日、東の住宅地側に新たな堤防(長さ約330メートル)を築く方針を示した。住民説明会で了承されれば、用地調査などに入る。
 本復旧方針は、決壊原因を調べた整備局調査委員会の報告を基に策定。決壊現場は上流より川幅が狭く、大きくカーブもしていることから、川幅を広げ、より直線状に堤防を整備することが水の流れの改善につながるなどと判断した。
 新堤防は最大で110メートル程度宅地側に移す形で整備し、堤防最上部の幅を約10メートル、底部も約50メートルと、ともに現在の2倍に広げて強靱(きょうじん)化を図る。用地交渉などを経て、2023年度の工事完了を目指すスケジュールを示した。
 整備方針は、非公開で開催された大郷町議会全員協議会で、整備局北上川下流河川事務所の担当者が説明。冒頭、事務所の佐藤伸吾所長は「吉田川の改良復旧を進め、安全度を上げたい」と述べた。田中学町長は「町の復興に役立つと理解している」と語った。
 近く住民説明会を開く予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延期。事務所の吉田川緊急治水対策出張所の福田修所長は「開催可能と判断できれば、いち早く説明したい」と話した。


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2020年03月18日水曜日


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