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「仙台空港―仙台駅」高速バス タケヤ交通と仙台バスが共同運行 停留所や料金を一本化

仙台エアポートリムジンのバス停が新設される仙台駅東口バスプールの71番乗り場

 タケヤ交通(宮城県川崎町)と仙台バス(岩沼市)は、それぞれが運行する仙台空港(名取市、岩沼市)とJR仙台駅を結ぶ高速バスの共同運行を4月1日に始める計画をまとめた。利便性を高め、災害時などの情報伝達をスムーズにするのが狙い。
 両社は仙台駅東口バスターミナルにバス停を新設し、駅西口は青葉通のJRあおば通駅に近いタケヤ交通のバス停(63−1番)に統合。両社のバス計3台を「仙台エアポートリムジン」として同一の経路、所要時間、料金で運行する。
 1日9往復運行。料金は片道大人1人660円の予定。所要時間は45〜47分。キャッシュレス決済システムも統一し、共通割引券を導入する計画だ。
 仙台空港−仙台駅間のバスは、タケヤ交通が2017年10月から、仙台バスは19年3月から運行する。経路と料金が異なるほか、駅西口のバス停は約140メートル離れ、「分かりにくい」との声が寄せられていた。訪日外国人客が多く宿泊するホテルからは駅東口のバス停設置の要望もあった。
 昨年4月にあったJR東北線の信号機トラブルや10月の台風19号豪雨で仙台空港アクセス線が運休した際、空港に滞留した旅客を両社が協力して輸送した。一方、バス停が異なるため空港に向かう旅客らへの情報伝達に課題が残り、共同化するきっかけとなった。
 同路線の利用は両社とも伸び悩んでいる。仙台バスの橋本尊弘常務は「分かりにくさを解消し、集客アップを図りたい。駅東口に設けるバス停にも期待している」と話し、タケヤ交通の大宮利幸社長は「公共交通維持のためには、けん制し合うより共同運行する方がいい」との考えを示す。
 新型コロナウイルス感染症の影響でバス利用者は全体的に減少しており、当面は態勢整備や認知度向上の広報に力を入れる。


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2020年03月18日水曜日


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