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苦難乗り越え羽ばたく 校舎浸水の丸森・金山小、他校で卒業式

丸森小の体育館で卒業式に臨んだ金山小の6年生

 台風19号による浸水で校舎や体育館が大きな被害を受けた宮城県丸森町金山小(児童28人)の卒業式が18日、丸森小の体育館であった。金山小の施設は現在も使えず、児童は丸森小の教室で授業を受けている。卒業生5人は苦難に負けず過ごした日々を思い起こし、支援への感謝を新たにした。
 新型コロナウイルス感染症を警戒し、式典の規模を縮小。在校生や来賓の出席は見合わせ、卒業生や保護者らはマスクを着用した。
 長谷川修一校長が一人一人に卒業証書を授与した。式辞では、災害ごみの仮置き場となった校庭を復旧させて開催した恒例行事「新春竹馬運動会」を振り返り、「周囲の支えがあったからこそ。感謝しなければいけない」と強調。「あなたたちが挑戦する姿が、町の復興へのエネルギーとなる」と語り掛けた。
 卒業生は「別れの言葉」を交互に発表。「水害で校舎が使えないと知り、途方に暮れた。そんなつらいとき、悲しいときに5人で励まし合い、乗り越えた」「丸森小の先生や児童に優しく声を掛けてもらい、安心して通えた」と述べた。在校生からのお祝いメッセージが映像で紹介された。
 町は校舎や体育館の修復工事を近く開始し、夏休み明けの使用再開を目指す。
 県内のほとんどの小学校は19日、卒業式を行う。


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2020年03月19日木曜日


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