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「復興の火」きょうスタート 運営3県、感染対策徹底

復興の火が運び込まれる石巻南浜津波復興祈念公園。火は中核的施設(中央)近くで展示される=宮城県石巻市南浜町

 東京五輪の聖火を「復興の火」として東日本大震災で被災した宮城、岩手、福島3県で巡回展示する行事が20日、石巻市を皮切りに始まる。運営に当たる3県は新型コロナウイルスの感染拡大に備え、関連行事の規模縮小や運営上の配慮などの安全確保に努める。

 聖火は20日午前、東松島市の航空自衛隊松島基地に到着し、最初の展示場所となる石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園に移動する。展示は「中核的施設」の屋内を予定していたが、感染防止のため屋外に移した。児童による出迎えも見送った。
 21日のJR仙台駅東西自由通路には、警備員とボランティア計約90人を投入する。聖火皿を設置する特設ステージ周辺を一方通行にするなどし、観覧客が滞留しないように誘導する。復興の歩みを伝えるパネル展示は中止した。
 宮城県の担当者は「会場には消毒薬も準備する。感染リスクを少しでも減らす」と口元を引き締める。
 岩手県では22日、三陸鉄道とJR釜石線の蒸気機関車「SL銀河」が火を運ぶ。公募で選ばれた親子45組の乗車は見合わせ、地元住民による神楽などの演出も取りやめた。
 22日は宮古駅など6駅と公共施設1カ所、23日は大船渡市の観光施設に展示される。写真撮影は順番待ちで混雑することが予想されることから、1メートル程度の間隔を空けるよう呼び掛ける方針だ。
 24日にJR福島駅東口駅前広場、25日にいわき市のアクアマリンパークで聖火をお披露目する福島県。感染防止のため、児童によるステージ発表など式典以外の全プログラムを中止した。
 展示時間は当初の計画通り2時間を確保した。県の担当者は「多くの人に被災地で聖火を見てもらうという趣旨を踏まえると、展示時間は変えられない。職員が常時張り付くなど対策を講じる」と話す。


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2020年03月20日金曜日


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