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待ってました聖火到着 東松島の沿道5000人が旗振り出迎え

聖火を載せたバスを出迎える市民ら
カラーパネルで五輪を描いて聖火の到着を歓迎したイベント

 東京五輪の聖火が宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に到着した20日、聖火を載せたバスが走った市中心部の沿道には市民ら約5000人が集まった。東日本大震災で同市は甚大な被害を受け、死者・行方不明者は1133人に上る。被災者は「復興への励みになる」と歓迎ムードを高めた。
 聖火は同基地を出発し、午後1時ごろ、バスでJR矢本駅近くを通過。市道には約200メートルにわたって交通規制がかけられ、聖火を歓迎する約5メートルの横断幕が掲げられた。市は2本の小旗計5000セットを用意。受け取った市民が盛んに振って出迎えた。
 同市大曲浜の実家が津波で被災した自営業蛭田善子(ひるたよしこ)さん(72)=仙台市泉区=は「聖火到着は東松島にとって素晴らしいこと。沿道に集まった皆さんはとてもいい顔をしていた。復興の励みになる」と語った。
 東松島市の遠藤巨都(なおと)君(5)は「ずっと楽しみにしていた。五輪はサッカーと野球が楽しみ」と興奮した様子で話した。
 基地近くの矢本海浜緑地では、石巻地方のライオンズクラブの会員約30人が5色のパネルを芝生の上に置いて五輪を形作った。
 事業委員長の村上広志さん(69)=東松島市=は「無事にブルーインパルスが飛んで安心した。新型コロナウイルスで不安な声もあるが、東京五輪はぜひ開催してほしい」と期待した。
 矢本海浜緑地で家族と見学した石巻市蛇田中1年の小野寺綺芽(あやめ)さん(13)は「風が強い中、ブルーインパルスもよく頑張った。水平飛行で目の前まで飛んできて、すごくきれいだった」と喜んだ。


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2020年03月21日土曜日


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