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春の嵐、東北大荒れ 八戸で最大風速43メートル 各地でけが人や停電

改札前で運行情報を確認する利用客ら=20日午後3時35分ごろ、JR仙台駅

 東北地方は20日、発達した低気圧の影響で西風が強まり、太平洋側を中心に暴風となった。八戸では午前9時すぎに観測史上1位の最大瞬間風速43.4メートルを記録。各地でけが人や停電が相次ぎ、JR在来線など交通機関も大幅に乱れた。
 仙台管区気象台によると、午後11時までの最大瞬間風速は岩手県大槌町新町42.1メートル、釜石34.1メートル、福島県浪江32.2メートル、仙台市新川31.0メートル、久慈30.4メートル、酒田30.2メートルなど。
 各地の消防本部などによると、八戸市内では風で飛ばされた看板にぶつかった女性が顔に軽いけが。釜石、鶴岡、いわき各市では強風にあおられて転倒するなど計10人がけがをした。仙台市内では、午後6時までに強風で屋根が飛ばされるなどの被害が計15件確認された。
 JR東日本によると、東北新幹線は午前7時40分ごろから約4時間、東京−盛岡間などで運転を見合わせた。午後5時40分現在、上下15本が運休し、後続も遅れた。山形、秋田両新幹線も乱れた。
 在来線の多くも運休になった。JR仙台駅の改札前で運行情報を眺めていた仙台市宮城野区の20代女性は「連休を利用して福島の実家に帰省するつもりだったが、親に迎えに来てもらうことにした。昨日帰省しておけばよかった」と肩を落とした。
 空の便も仙台空港などで欠航が発生した。
 東北電力によると、電線が切れるなどして東北6県で延べ約2万1000戸が停電した。


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2020年03月21日土曜日


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