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東京五輪競技開催 宮城、福島の首長「延期やむを得ぬ」「状況注視」

東京五輪男女サッカーの一部試合が開催される宮城スタジアム(利府町)

 東京五輪の延期を含めて検討する国際オリンピック委員会(IOC)の方針が示された23日、五輪の一部競技が予定されている宮城、福島両県の首長の間ではIOC方針への理解と困惑が交錯した。
 大会理念の「復興五輪」に基づき、宮城県では宮城スタジアム(利府町)で男女サッカーの一部試合が開催される。村井嘉浩知事はIOCの方針を「やむを得ない判断だろう」と受け止めた上で、「競技開催の準備を粛々と進めながら、延期も想定した対応にも当たる」と述べた。
 県は宮城スタジアムの芝を全面的に張り替えた。村井知事は「大会時に完璧な状態となるよう調整した。(延期の場合)メンテナンスの情報収集をしなければならない」と懸念した。
 「できれば通常通りか、年内の開催を望みたい」と話したのは熊谷大利府町長。仮に延期になった場合は「歓迎イベントの内容を充実させる時間ができたと前向きに考える」と語った。
 福島県では県営あづま球場(福島市)で野球・ソフトボールの一部試合を予定。内堀雅雄知事は「具体的な情報はなく国内外の状況を注視する」と慎重に対応する姿勢を示した。
 「延期は妥当だと思う」との認識を示したのは、福島市の木幡浩市長。新型コロナの影響が深刻化した現状について「選手を含め、完全な形での参加は非常に困難な状況」と指摘した。


2020年03月24日火曜日


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