宮城のニュース

五輪1年延期「この状況仕方ない」 宮城県内、仕切り直し期待

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、東京五輪の1年程度の延期が固まった24日、サッカー男女10試合が組まれている宮城県内では「この状況では仕方がない」と冷静に受け止める声が目立った。
 国際オリンピック委員会(IOC)が延期検討へと方針転換した後、2日間で日本が通常開催から延期へとかじを切る急展開だった。仙台市青葉区の理学療法士山口美歩さん(40)は「感染がさらに拡大した場合の人や経済へのダメージを考えると、延期はやむを得ない。選手のことを考え、もっと早く決断できたのではないかとも感じる」と語った。若林区の大学4年北條峻之さん(22)も「騒動が長引けば各方面に影響する」と理解を示した。
 1年程度の延期期間は妥当と見る向きが強い。宮城野区のパート阿部かよこさん(63)は「それ以上延びると困る選手も出てくる。このまま開催しても聖火も五輪も楽しくなかっただろう」と話し、若林区の宮城学院女子大1年岩井咲也香さん(19)は「時間に余裕ができるので、選手がプレーしやすい環境を整えてほしい」と述べた。
 2020年を目指してきた選手たちにとっては目標が遠のく。青葉区の大学3年尾中大介さん(22)は「選手は五輪のために努力を重ね、開催時期に合わせて競技に取り組んできた。モチベーションが下がらないよう、周囲の人たちの支えが重要になる」。太白区の東北福祉大4年尾崎正弥さん(22)は「ベテランなど今年を目指してきた選手を思うと心が痛む」と語った。
 延期に伴う影響は不透明だ。宮城野区の地方公務員竹森秀一さん(42)は「この延期が正しいかどうかは後にならないと分からない。終わった時に延期して良かったと言えればいい」と期待を込めた。


2020年03月25日水曜日


先頭に戻る