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原発事故古里喪失訴訟 東電上告の方針に原告団批判

東電の上告方針に抗議する早川さん(左から2人目)ら原告団=25日午後5時10分ごろ、東京都内

 東京電力福島第1原発事故で古里を失ったなどとして福島県双葉郡の住民ら216人が東電に損害賠償を求めた訴訟で、東電が25日、賠償額の上積みを命じた仙台高裁判決を不服として、期限の26日に上告する方針を明らかにした。
 25日にあった原告団、弁護団との面会で説明した。東電は「判決内容を十分に精査した結果、総合的に判断し、上告を提起することとした」とのコメントを出した。上告の理由は明らかにしていない。
 面会後、原告側は東京都内で記者会見し「判決を受け入れることなく、原告らに対する謝罪も拒絶した。極めて不当な対応であり、東電の態度に対して強く抗議する」との声明を発表した。
 原告団長の早川篤雄さん(80)は「東電が事故の責任をきちっと認め、謝罪をしない限り、裁判は終わらない」と強調。副団長の国分富夫さん(75)は「全く非人間的で、事故の被害者をどう思っているのかと非常に怒りを感じる」と批判した。
 12日の仙台高裁判決は、東電が大津波の襲来を予見しつつ対策を先延ばししたと指摘。一審福島地裁いわき支部判決が国の指針を超えて示した賠償額計約6億1000万円に、計1億2000万円を上積みして支払うよう命じた。全国で約30ある同種集団訴訟で初の控訴審での判断となった。


2020年03月26日木曜日


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