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仙台中心部に震災メモリアル拠点 旧城下町に追悼広場 市が骨子案

 東日本大震災の経験を伝えるため、仙台市が市中心部への設置を目指す「震災メモリアル拠点」に関し、市は27日、震災を象徴するモニュメントのある追悼広場を軸とする方針を示した。有識者の検討委員会に報告書の骨子案を提示し、イメージを説明した。設置場所は「旧城下町」とした。
 骨子案によると、メモリアル拠点は(1)震災の記憶の超長期的な保持(2)多様な人の協働による知恵の創造(3)震災の経験や教訓の内外への発信−の役割を担う。
 追悼広場にはモニュメントのほか、展示機能やアーカイブ機能のある施設も配置する。新たに整備するか、既存施設を活用するかは拠点の具体的な整備予定地と合わせて検討する。
 アーカイブは既存の震災記録との連携を視野に入れる。イベントを開催したり、市民が議論したりする協働スペースも設ける。東北各地の伝承施設や被災地をつなぐ取り組みのコーディネート機能も持たせる。
 検討委は今後、拠点の整備手法や規模、他施設との連携、運営の担い手など細部の議論を急ピッチで進め、市民意見の公募(パブリックコメント)を経て、12月に基本構想をまとめる。
 委員長の野家啓一東北大名誉教授は「震災に関するさまざまな経験を共有するとともに、市民に使いやすい場所にしたい」と話す。


2020年03月28日土曜日


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