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週末の仙台駅閑散 首都圏へ移動自粛、観光客まばら

観光客の姿はほとんど見えず、閑散とする新幹線改札口=28日午前9時10分ごろ、JR仙台駅

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、東京方面への移動自粛が呼び掛けられた週末の28日、JR仙台駅の新幹線改札口付近は閑散とした光景が広がった。進学や就職など、必要に迫られて首都圏に向かう人々がいたものの、春休みを楽しむ家族連れや観光客の姿はほとんど見られなかった。
 大学進学で仙台市青葉区から東京に引っ越す女性(18)は午前9時すぎ、見送りの家族や友人と駅を訪れた。「入学式は中止。授業開始も延期。不安はあるが、行動に気を付けて過ごしたい」と硬い表情で改札をくぐった。
 移動自粛の要請は若者への浸透が課題となっている。就職で上京する岩沼市の男性(24)も「当初は深刻に考えず、今夜も都内で飲み会の予定だった」という。ネットで若い世代が「外出を控えよう」と発信する様子に「重大な局面だと感じ、飲み会も中止した」と話した。
 仕事で千葉市に向かう塩釜市の会社員男性(59)は「関東に行く人が犯罪者扱いされるようだ」と外出自粛の要請に不快感を示す。「平日の東京は満員電車が走っている。週末の自粛にどれだけの効果があるのか」と首をかしげた。
 駅構内はマスク姿の人が目立ち、新型コロナの予防を呼び掛ける放送が繰り返し流れた。通常は物産展などでにぎわう2階のステンドグラス前もイベントが自粛され、人影もまばらだった。


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2020年03月28日土曜日


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