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Bリーグ今季中止 プレーオフ含め残り全試合 仙台3位、昇格厳しく

険しい表情で「現状を受け入れるしかない」と話す月野主将

 バスケットボール男子のBリーグは27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今季の残りのレギュラーシーズンや年間王者を決めるチャンピオンシップ、1部(B1)と2部(B2)の入れ替え戦など、残り全試合を中止すると発表した。今季優勝チームはなく、各地区の順位が確定した。
 B1からB2への降格はない。B2からは4月に行われる審査を経て、B1クラブライセンスが交付されれば、勝率上位の2チームが昇格する。仙台は勝率で3位にとどまった。来季の2020〜21年シーズンはB1は20チーム、B2は16チームで争う。
 ウェブ上で記者会見した大河正明チェアマンは「情勢は日に日に悪くなっている。選手やコーチ、クラブ関係者の心身の健康を最優先した」と説明した。
 Bリーグは新型コロナ感染拡大の影響でリーグ戦を2月末から約2週間中断。14日に無観客で再開したが選手らの発熱で20日から再度中断し、4月4日の再開を目指していた。仙台はレギュラーシーズンで60試合を予定したが、47試合を戦って終えた。

◎選手や球団幹部、落胆の色隠せず

 B2仙台はリーグ全体で3位が確定し、今季昇格の可能性が極めて厳しくなった。突然の終戦に、選手や球団幹部は落胆の色を隠せなかった。
 シーズン打ち切りの決定を受け、仙台市内で記者会見した月野雅人主将は「試合を続けられれば昇格するチャンスは大いにあった。すごく悔しい」と語った。同席した球団の渡辺太郎社長は「全試合中止は想定外。チームの目標が無くなってしまった」と肩を落とした。
 B2仙台は昨季経営陣が変わった。B1で実績のある桶谷大監督を招き、B1昇格へ向け再出発した。昨季はリーグ全体6位に終わったが、今季は現在35勝12敗で東地区首位。昇格の懸かるプレーオフ(PO)進出を決めていた。
 昇格の権利は勝率上位の信州と広島が持つ。1位の信州はB1クラブライセンス交付条件となる3億円の売り上げを満たせない見通しだが、シーズン打ち切りを考慮して条件が緩和される公算が大きい。
 仙台はシーズン再開に備え、この日も午前中に練習していた。桶谷監督は「プロは結果しか残らない世界。自力で昇格を確定させられなかったことを受け入れないといけない」と話した。


2020年03月28日土曜日


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