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子どもを失った遺族ら思い語る 仙台で震災フォーラム

 東日本大震災の津波で子どもを亡くした遺族らによる「震災フォーラム」が26日、仙台市青葉区であり、戸惑いや葛藤、変わらぬわが子への思いを語った。子どもを失った親が集う「つむぎの会」主催。仙台市や石巻市などから18人が参加し、遺族の話に耳を傾けた。
 仙台市若林区荒浜の消防団員だった長男克倫さん=当時(31)=を亡くした和地理恵さん(63)は、月命日に荒浜の墓地で手を合わせる。周辺は避難の丘の整備が進み「完成したら、お墓が隠れてしまう」と不安を口にした。
 小学6年の三男秀和君=当時(12)=を亡くした石巻市の鈴木由美子さん(50)は、国と県、市が整備する南浜津波復興祈念公園について「突然生きる『時』を奪われてしまった多くの方々の存在を示す慰霊碑を建ててほしい」と話した。
 遺族の集いをサポートする一関市の住職佐藤良規さん(47)の講演もあり「最初は、話を聞いて泣くことしかできなかった。無力感で宗教者としてやるせなかった」と振り返った。


2020年03月29日日曜日


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