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<アングル宮城>石巻・県内最後の仮設店舗 すし店 古里支える

【看板】慣れ親しんだ仮設の店先には、津波に流されながらも見つかった木製の看板が掲げられている。開店準備でのれんを掛ける加納さん

 東日本大震災の後、被災地のにぎわいを支えてきた仮設商店街。宮城県内で最後まで残っていた石巻市の「おがつ店(たな)こ屋街(やがい)」と「おしかのれん街」が、いずれも今月末で幕を下ろす。
 店こ屋街の「伝八寿し」は雄勝で数少ない飲食店。津波で店を流され「残ったのは店の看板と、店名が入った卵焼き用の焼きごてだけだった」と店主の加納竜司さん(50)が振り返る。
 仙台市で働こうかとも考えたが、「古里に食事のできる店を」と思い直し、震災の8カ月後に店こ屋商店街に開店。新メニューを加えてボランティアらにも提供してきた。
 「最近は仕出しも頼まれるようになった。みんなに支えられてここまでやってこれました」と加納さん。4月には近くに完成した新しい店に移り、地域の「名シェフ」としてこれからも腕を振るう。
(写真部・佐藤将史)


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2020年03月30日月曜日


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