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石巻・雄勝「おがつ店こ屋街」が営業終了 牡鹿地区は31日 宮城県内の仮設商店街に幕

仮設店舗を背に最後の集合写真を撮る関係者ら

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市雄勝町中心部の仮設商店街「おがつ店(たな)こ屋街(やがい)」が30日、営業を終了した。震災から8カ月後の2011年11月に開設して以来、地域に活気をもたらしてきた拠点が幕を閉じた。31日には同時期に開設された同市牡鹿地区の仮設商店街「おしかのれん街」が営業を終え、震災に伴う宮城県内の仮設商店街は全て閉鎖される。
 30日はおがつ店こ屋街の閉鎖式が現地であった。事業者らでつくる「共栄会」の沢村文雄会長(72)は「皆さんのおかげで何とか続けられた。次の場所でも新たな気持ちでやっていきたい」と関係者をねぎらった。
 おがつ店こ屋街は旧雄勝総合支所前に開設され、11店舗で営業を開始。16年には県道のかさ上げ工事に伴い、約800メートル南側の現在地に移転した。現在営業する6店のうち3店は4月下旬に近くでオープンする観光物産交流施設「おがつ・たなこや」へ入居予定で、残り3店は廃業する。
 開設当初から営業し、交流施設に移る「伝八寿(す)し」の加納竜司さん(50)は「あっという間だった。次の店舗での新しい出会いが楽しみ」と話した。
 県によると、県内の仮設商店街はピーク時の14年に12市町の56カ所に上り、延べ557事業者が入居した。19年10月時点で、退去した515事業者のうち69%が本設の店舗で営業を続け、12%が廃業を選んだ。


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2020年03月30日月曜日


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