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鶴岡の廃業ホテル、解体始まる 新潟・山形地震で外壁落下

廃業ホテルの前で略式代執行を宣言したヘルメット姿の皆川市長

 新潟・山形地震で被災した山形県鶴岡市沿岸の堅苔沢(かたのりざわ)集落の廃業ホテルに倒壊の恐れがあるとして近隣住民が不安を募らせていた問題で、市は30日、空き家対策特別措置法に基づく略式代執行を宣言し、建物解体や残存物の撤去に着手した。
 皆川治市長がホテル前で代執行を宣言。作業員らが通用口を封鎖していたベニヤ板を外し、市の関係者らが内部を確認した後、正面玄関の風防の撤去などが始まった。
 解体の対象は、急斜面に立地する1973年完成の7階建て本館、渡り廊下、社員寮、倉庫。工期は12月までを予定する。
 皆川市長は「住民の生命に重大な危険をもたらしかねず、市が解体を進めざるを得ない」と述べた。地元の小堅(こがた)地区自治振興会の本間仁一会長は「鉄製の柵が落下してくるような建物だったので、解体となり、ほっとしている」と話した。
 ホテルは2007年に営業を休止して破産手続きに入ったが買い手が付かず、10年間ほど管理者不在となっている。19年6月の新潟・山形地震でも外壁の落下などが発生した。


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2020年03月31日火曜日


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