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旧ナスパ候補地案を名取市が撤回 県南4市町の最終処分場

 宮城県の名取、岩沼、亘理、山元の4市町でつくる亘理名取共立衛生処理組合が計画している新たな一般廃棄物最終処分場を巡り、名取市が同市愛島塩手の旧名取スポーツパーク(ナスパ)の一部を候補地とする検討案を撤回したことが31日、分かった。
 名取市は同組合から候補地選定の依頼を受け、2018年11月、旧ナスパを所有する長野県松本市の学校法人「理知の杜」に最終処分場としての利用を打診。学校法人から「貸し付け可能」との回答を得た。
 市は旧ナスパ案について「大きな開発を伴わず、地盤が固いと考えられる。時間的な制約の中で優位性がある」と判断。サッカー・ラグビー場だった約1.5ヘクタールの一部を候補地として、学校法人と協議してきた。
 市は市民がスポーツ施設を利用できるよう同時に交渉してきたが、施設整備が市の想定通りに進んでおらず、さらに時間を要する見込みとなった。市は「最終処分場の整備に大きな影響が生じないよう検討を撤回する」として、旧ナスパ案を白紙に戻した。
 旧ナスパは東日本大震災で被害を受け、所有者だった東北電力が12年に閉鎖。理知の杜が18年、部活動の遠征や合宿などの拠点として活用するため購入した。
 亘理名取共立衛生処理組合の構成4市町長による管理者会は17年6月、名取市内で最終処分場の適地を探すことで合意している。


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2020年04月01日水曜日


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