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やはり…「免許合宿」最多の山形、衝撃広がる 広範囲から教習生

感染確認を受けて記者会見する吉村知事=31日午後3時ごろ、山形県庁
感染確認を受けて記者会見する吉村知事(右)と阿彦統括監=31日午後3時ごろ、山形県庁

 「春先はリスクがあった」「受け入れ休止は困難だった」。自動車運転免許取得のため山形県内で合宿していた教習生の新型コロナウイルス感染が確認された31日、県内の関係者から嘆きの声が上がった。山形は全国的にも「免許合宿」が盛んな地域だが、広範囲から集まった教習生が2週間程度過ごすスタイルは感染の可能性を高めかねない。教習所側も感染防止策を模索している。
 「どこの教習所から出てもおかしくないと思っていた。半年前から予約が入る以上、(受け入れ)休止を判断しにくい」。感染者が出た米沢ドライビングスクール(米沢市)の渡部喜代司社長がこぼす。
 同スクールは4月末までの授業中止を決定。米沢市内の宿舎にいる約260人の教習生の返金手続きなどを進めるという。
 山形の免許合宿(普通1種)の昨年の卒業者は約3万1000人。都道府県別では最も多い。県は「県民の安全を守る」(吉村美栄子知事)として、県内の他の27教習所に対しても「県外からの教習生の新規受け入れ自粛」「教習開始前の検温」などを求めた。
 臨時で記者会見した県の阿彦忠之医療統括監は「免許合宿が盛んな山形は(春休みの)この時期、リスクがあったのだと痛感している」と語った。
 教習所側も対策を講じる。首都圏の教習生が多い新庄市の新庄自動車学校は入校手続きの際、仲介業者を通じて海外渡航歴や濃厚接触者の有無を確認している。感染を防ぐため風通しを良くしたり、授業で座る間隔を空けたりといった工夫を重ねる。
 鶴岡市の庄交学園自動車教習所の池野徹執行役員は「例年は夏も合宿の教習生が増えるが、今年はどうするのか。仲介業者と改めて検討する必要がありそうだ」と述べた。


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2020年04月01日水曜日


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