宮城のニュース

「みなと塩釜魚市場」営業開始 漁協と魚市場、卸売部門統合し新会社

営業開始式後にマグロを品定めする仲買人ら

 塩釜市魚市場に入る塩釜地区機船漁業協同組合と株式会社塩釜魚市場の卸売部門を統合した新会社「みなと塩釜魚市場」が1日、営業を開始した。経営体力を強化して産地間競争に対応するほか、従来取り扱いのなかった魚種にも挑戦する。今年の水揚げ目標額は前年比約7%増の100億円。
 魚市場内に事務所を構え、職員37人が業務に当たる。株主は両組織の役員や主要取引先の23人で構成し、資本金は4400万円。佐藤晴一組合長が会長、魚市場の志賀直哉社長が代表権のある社長に就いた。
 新会社発足に伴い主軸のマグロとカツオに加え、サバやイワシなどの水揚げ量を引き上げる。
 統合により仲買人や入港船の手続き、作業などが簡素化される。また、大量の水揚げにも対応できる態勢を整えやすくなる上、別々に担っていた支払いなどを一本化することで業務を効率化できる。
 水産業が基幹産業の塩釜にとって、卸売部門の統合は長年の懸案事項だったが、組織形態の違いなどで実現しなかった。しかし、漁獲量の減少など環境変化への危機感が高まり、統合の動きが加速した。
 現地であった営業開始式には、佐藤光樹市長や仲買人ら約100人が出席。志賀社長は「業界の協力をもらいながら目標額の達成にまい進する。水産のまち『塩釜』を活気あふれる港にしていこう」と呼び掛けた。


関連ページ: 宮城 経済

2020年04月02日木曜日


先頭に戻る