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東北の各企業で入社式 感染予防策を徹底

国内外の拠点をテレビ会議システムでつないだアイリスオーヤマの入社式=角田市
東邦銀行では、テレビ会議システムで北村頭取(右端)が新入行員に語り掛けた=福島市

 新型コロナウイルスへの警戒感が強まる中で新年度がスタートした1日、東北の各企業が開いた入社式も異例ずくめとなった。複数会場に分けたり、出席者を絞ったりといった感染予防策を講じつつ、新社会人の第一歩を祝った。

 アイリスオーヤマは、新入社員394人を国内外7カ所の拠点に分け、テレビ会議システムで結んで式を同時中継した。直近の海外渡航や帰国者との濃厚接触があった40人は出席を控えさせた。例年は角田市の開発製造拠点に全員を集めて実施していた。
 角田市ではマスク着用の99人が間隔を空けて座った。大山晃弘社長は「マスクや生活必需品の供給という大きな役割を担っている。社会情勢に目を向けて頑張っていこう」とあいさつした。
 東邦銀行もテレビ会議システムを使い、福島市の本店と県内外の支店をつないだ。16に分割された画面に映る新入行員52人に、北村清士頭取が激励の言葉を述べた。
 市場金融部に配属された広沢真愛(まえ)さん(22)は陸上部所属。「開催していただきありがたい。走りで福島を明るくしたい」と抱負を語った。
 仙台市の人材派遣業東洋ワークはグループで353人を迎え入れ、全国29カ所で式を同時開催した。
 青葉区の本社にはベトナム、中国出身の3人を含む総合職16人が出席。須佐尚康社長は2024年までの上場に向け、「ウイルスが猛威を振るう中での入社となった。この日を忘れず、社会に貢献できる人材になってほしい」と呼び掛けた。本社以外は、事前に録画した須佐社長の映像を流した。
 例年宮城野区の本社で開いていたユアテックは、広くて換気のしやすい富谷市内の同社施設で開催した。出席者も新入社員148人と役員のみに絞った。
 新入社員代表の庭滉詩郎(こうしろう)さん(22)は「確かな技術を身に付け、電気を通じて地域の快適な暮らしに貢献する」と宣誓した。
 七十七銀行は式を延期したが、小林英文頭取が同日、テレビ会議の形で配属先にいる新入行員140人に祝辞を贈った。一番町支店配属の長岡里奈さん(22)は「研修も延期になったが、早く現場に入れるというプラスの意識で頑張りたい」と話した。
 東北電力、藤崎も式を延期した。


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2020年04月02日木曜日


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