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村井知事と郡市長が不要不急の外出自粛を要請

村井嘉浩宮城県知事(左)と郡和子仙台市長

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、宮城県の村井嘉浩知事と仙台市の郡和子市長は3日、県庁で緊急共同記者会見を開いた。「今が感染の拡大を防止できるかどうかの非常に重要な局面」として、若者を中心に不要不急の外出を今週末を含めて当面、自粛するよう県民に要請した。
 県内の感染者は3日午前時点で13人。市は青葉区の英国風パブをクラスター(感染者の集団)と断定した。村井知事は「このままでは医療崩壊が起こり、症状が深刻な患者の治療ができなくなる可能性がある」と危機感をあらわにした。
 村井知事は「若い人たちが感染を拡大している。フェーズが大きく変わっていることをしっかり自覚し、外出を控えてほしい」と強調。密集・密閉・密接の「三つの密」を避ける行動の徹底を改めて要請した。
 郡市長は「市内でクラスター(感染者集団)の発生が認められた。自覚症状がないまま行動し、周囲に移す例もある」と指摘。「感染を拡大させないためには、皆さんの賢明な判断と慎重な行動が何よりも重要な鍵になる」と協力を求めた。
 同席した県医師会の佐藤和宏会長は「医師も大変な緊張感の中で診療していることを分かってほしい」と理解を求め、「ステイホーム。おうちにいましょう」と呼び掛けた。

 宮城県の村井嘉浩知事、仙台市の郡和子市長、宮城県医師会の佐藤和宏会長、仙台市医師会の永井幸夫会長の4氏が3日、宮城県民向けに連名で発表した「緊急メッセージ」は以下の通り。

【新型コロナウイルス感染拡大防止に関する県民の皆様への緊急メッセージ】
 全国ではこれまで2000人以上の感染者が確認され、東京都においては一日あたりの新たな感染者数が最大の97人となるなど、全国各地で感染の拡大が続いています。

 県内でもクラスターが発生し、他方で、接触歴を追えないケースも出ていることから、今後更なる患者の急増が想定される非常に重要な局面にあります。感染拡大をここで食い止められなければ、限りある医療資源が崩壊し、新型コロナウイルス感染症以外の疾患を持つ方も、必要な治療を受けられない恐れがあります。

 新型コロナウイルスは、感染しても最大で14日程度の潜伏期間があると言われており、症状が出ない場合もあることから、無意識の感染拡大が懸念されています。このため、県民の皆様には「三つの密」(密集・密閉・密接)を避ける行動の徹底をお願いします。

 また、若い世代の方は、感染しても自覚症状がないと、知らないうちに家族や友人、地域の人にうつしてしまい、その方が重症化してしまう場合があります。自らが感染を拡大する原因になる可能性があることを、十分に意識していただくようお願いします。

 新年度を迎え、就職や転勤等で首都圏からの転入者が多い時期です。転入された方やその家族の方などは、家族で、職場等で、できる限りの健康管理に努めるほか、症状があれば、速やかにコールセンターに連絡されるようお願いします。また、首都圏などの感染拡大地域への外出は極力控えて下さい。

 すべての県民の皆様にお願いします。今が感染の拡大を防止できるかどうかの非常に重要な局面です。皆様一人ひとりが強い意識を持って行動されること、また、家族、企業、学校、団体、地域においてできる限りの取組みをされるよう、お願いいたします。

4月3日
宮城県知事 村井嘉浩
仙台市長 郡和子
宮城県医師会会長 佐藤和宏
仙台市医師会会長 永井幸夫


2020年04月03日金曜日


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