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「不要不急の外出自粛を」宮城知事と仙台市長、緊急会見 若者に自制促す

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、不要不急の外出自粛を呼び掛ける村井知事(左)と郡市長=3日、宮城県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、村井嘉浩宮城県知事と郡和子仙台市長らは3日、県庁で緊急の共同記者会見を開き、不要不急の外出を当面控えるよう県民に要請した。発熱などの自覚症状がない若者が感染を広げている可能性に言及し、花見会場など人混みに足を運ばないよう自制を強く促した。
 知事と市長がそろって感染拡大の防止を呼び掛けるのは初めて。県医師会の佐藤和宏会長と仙台市医師会の永井幸夫会長も同席し、県民一丸となって対策を講じる必要性を訴えた。
 村井知事は首都圏での感染拡大を念頭に、県内でも患者が急増する恐れがあると指摘。「このままでは医療崩壊が起こりかねない」と危機感をあらわにした。
 仙台市青葉区の英国風パブで20〜30代の集団感染が発生。感染しても症状が出ない場合がある若年層に対して「知らぬ間に拡散していると自覚してほしい」と迫り、繁華街に繰り出すなど急を要しない外出の自粛を求めた。
 ウイルスの潜伏期間は2週間程度とされ、今週末の4〜5日は英国風パブでの集団感染から2週間目に当たる。郡市長は「感染拡大の分岐点だ。握手や抱擁も控えてほしい。各自の賢明な判断と慎重な行動が鍵を握る」と強調した。
 県によると、県内で3日までに確認された感染者は18人。感染症指定医療機関の病床は県全体で29床と少なく、県と市は軽症者が宿泊施設などで療養できないか検討している。


2020年04月04日土曜日


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