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仙台の繁華街、人通りまばら 外出自粛要請された週末

人通りがまばらな仙台市中心部=4日午前10時40分ごろ、青葉区一番町3丁目

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宮城県と仙台市が不要不急の外出自粛を要請した週末の4日、普段は買い物客でにぎわうJR仙台駅周辺や中心商店街の人通りはまばらで、マスクを手で押さえながら足早に歩く高齢者の姿もあった。
 駅前の大型商業施設は軒並み臨時休業で、駅東西自由通路の店舗のシャッターは閉まったまま。異様な週末の光景に、いわき市から買い物に来た高校3年の女子生徒(17)は「東京もディズニーランドも行けなくて、せめて仙台にと思って来たけれど残念。外出自粛より禁止と言われた方が分かりやすい」と嘆いた。
 駅東口近くの理髪店を訪れた若林区のアルバイト男性(71)は「髪を切る頻度を減らそうとかなり短くした。終息の気配がなく、世の中どうなるのかと考えてしまう」と語った。
 仙台朝市はマスク姿の買い物客が目立ち、鮮魚店の男性従業員(48)は「英国風パブで感染者が出てから客足が減った。きょうはさらにいない。朝市から感染者が出たら大変だ」と不安を口にした。野菜や果物を買い求めた青葉区の主婦(74)は「自宅で過ごすには食料が必要。しばらく外出を控える」と足早に帰宅した。
 商店街も人通りは少なく、飲食店を中心に臨時休業や営業時間短縮の対応を取る店が目立った。店内外を念入りに清掃し、換気のためドアを開けっ放しにする店もあった。
 一番町四丁目商店街で刃物店を営む加藤義靖さん(82)は「来店者の多くは中高年なので、外出自粛となれば街に出てこないだろう。買い物そのものが悪いことのようにされている雰囲気だ」と終わりの見えない感染拡大にため息をついた。


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2020年04月04日土曜日


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