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松島の名所・瑞巌寺と円通院も拝観中止 外出自粛、宮城の観光直撃

観光遊覧船の乗り場にも乗船客の姿は少なかった=4日午前11時40分ごろ、宮城県松島町

 新型コロナウイルス感染拡大を受けた宮城県と仙台市による不要不急の外出自粛要請が4日、県内の観光地を直撃した。観光客の激減を前に、関係者は一日も早い終息を願った。
 宮城県松島町では名所の瑞巌寺と円通院が4、5両日の拝観を中止。周辺の土産物店や飲食店の多くは営業したものの、来店者はまばらだった。観光で訪れた兵庫県の主婦女性(48)はマスク姿で散策し、「ホテルも町中も人が少ない。せめてお土産をたくさん買って帰る」とこぼした。
 松島湾の遊覧船も平日より乗客が減った。松島島巡り観光船企業組合の松田智理事(61)は「例年なら花見シーズンに団体客が詰め掛けるが、軒並みキャンセルとなった。定期船があるため営業は休めない」と苦い表情を浮かべた。
 白石川沿いに約1200本の桜が並ぶ宮城県大河原町の「一目千本桜」は、ほぼ満開に。天候にも恵まれた絶好の花見日和だったが、恒例の「おおがわら桜まつり」は中止されており、人影も少なかった。
 仙台市太白区の会社員女性(36)は「外出自粛要請は知っているが、家に居続けるのも気がめいる。野外だし、人との間隔も空けているので大丈夫だと思う」と桜を見上げた。
 町は感染拡大防止のため長時間の滞在を控えるよう呼び掛けており、商工観光課の長谷川一正課長は「桜は今年で終わりではないので、来年を楽しみにしてほしい」と語った。


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2020年04月05日日曜日


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