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<とうほくドローンeye>おくのほそ道編(20)山形・鶴岡/めで度(たき)御山

羽黒山大鳥居から雪の残る月山を望む。芭蕉も月山山頂に登り参拝した

 芭蕉の旅は川から山へ。最上川の船下りを切り上げ、山岳信仰で知られる出羽三山を目指した。
 まず訪れたのは羽黒山。中腹の「南谷」にある豪華な別院や本坊で、別当代のもてなしを受ける。<有難(ありがた)や雪をかほらす南谷>。夏ながら、遠く望む月山には白く雪が残っていた。
 数日俳諧を楽しみ、月山登拝に挑む。氷雪を踏み締めて進むこと8里。息も絶え絶えに、身も冷え切りながらも頂上へ。<日没して月顕(あらわ)る>と、難儀した2人を月が出迎えた。翌日の湯殿山は<他言する事を禁ず>と修験のおきての厳しさも記した。
 「巡拝すると生まれ変われるという出羽三山。芭蕉も再び旅の力を得たのではないでしょうか」と出羽三山神社権禰宜(ごんねぎ)の中野雄一朗さん(41)。
 訪ねた寺院の多くは姿を消した。羽黒山の国宝五重塔は、変わらず杉木立の中で信仰を伝えている。
(写真部・庄子徳通、小林一成)

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2020年04月06日月曜日


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