広域のニュース

会場変更、記者は抽選 感染防止策で異例の首相会見

緊急事態宣言を発令し、記者会見する安倍首相(壇上)。記者の座席の間隔を空けて行われた=7日午後、首相官邸

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて初めて緊急事態宣言が発出された7日、安倍晋三首相は首相官邸での記者会見で感染拡大防止に向けた協力を訴えた。
 記者会見は異例ずくめだった。感染防止策として会場は通常の会見室より広い大ホールに変更。官邸は各座席の間隔を確保するため、出席する記者を1社1人に限定した上で事前登録制とし、マスク着用を要請した。
 内閣記者会の常駐19社のほか、地方紙や海外メディア、フリーランスの記者に参加希望者が多く、抽選を実施。会場に入ることができた29人は2メートル間隔に置かれた椅子に着席した。
 記者に加え、カメラマン、官邸の職員も全員マスクを着用。安倍首相もマスクをして会場入りした。がらんとした会場で会見が始まると、「十分な距離を確保しているので飛沫(ひまつ)が届く恐れはない」としてマスクを外して説明した。
 会見では感染拡大が止まらない現状を「戦後最大とも言える危機」と表現。「都市部から地方への移動は控えてほしい。政府や自治体の取り組みだけでは乗り越えられない。全ては皆さんの行動に懸かっている」と一人一人の意識を変えるよう繰り返し求めた。


2020年04月08日水曜日


先頭に戻る